感染予防のために、夏でもマスク着用が必須となりそうですよね。マスク不足が解消されたと思ったら、マスクによる肌トラブルで悩む人が増加しているとか。健康のためにマスクは着用しておきたいし、でも肌トラブルは回避したいですよね。そこで今回はマスクを着用しても、肌トラブルに悩まされず美肌をキープするために、美肌研究家が気をつけていることをご紹介します。
不織布ではなく布マスクをセレクト
マスクにきびの原因のひとつは摩擦によるもの。マスクをつけたまま会話をしたり、飲食をする際にマスクをずらしたりすることで摩擦がおき、肌に刺激を与えてしまっています。そこで、摩擦による刺激を少しでも軽減するためにはマスク選びがカギ。
おすすめなのは布マスク。布マスクなら何でもいい訳ではなく、フェイスラインまでしっかり覆うものをセレクトしましょう。顔のサイズに合わない間違ったサイズのマスクは、擦れる部分が増えてしまうこともあり逆効果。ポイントは鼻からフェイスラインまでを覆うことができるものですよ。
マスクの替えは準備している
長時間の移動がある場合、一日中同じマスクを着用し続けるということはしません。必ずどこかのタイミングで清潔なマスクに替えることが重要。マスクを着用したまま会話をすることで唾液が付着していたり、肌表面の皮脂などが付着しているなど、時間の経過とともに清潔さは失われていきます。
外出中でもマスクを外したタイミングで、新しい清潔なマスクに付け替えができればベスト。一日中外出しているなら、少なくても1回は替えた方がいいでしょう。
しっかり保湿をしている
バリア機能が弱まった肌は少しの刺激にでも反応してしまい、肌トラブルの原因に。肌が乾燥しているときは、バリア機能が低下しています。バリア機能が低下している状態の肌は、マスクを着用するだけでも反応してしまう可能性も。そのため、マスク着用前はしっかり保湿をして、バリア機能を高めておきます。
蒸れ回避のこまめな換気
マスクを長時間着用していると、呼吸などによりマスクの中が蒸れてしまいがち。蒸れていると雑菌も繁殖しやすく、良い状態とはいえません。蒸れを回避するためには、こまめな換気が大切です。
マスクをつまみ、風通しを良くしてみるなど、ほんの少しのことでも蒸れ回避に期待がもてます。もし蒸気により肌が濡れているなら換気するだけでなく、きちんとタオルで拭いてあげましょう。
皮脂の拭き取りも忘れない
マスクを着用していると、どうしても蒸れてしまうため脂っぽい感じが気になります。その脂っぽさをそのまま放置せず、軽くティッシュオフなどは欠かさずします。肌の表面を過剰な皮脂で覆われた状態で放置することは、毛穴詰まりなどによる吹き出物の原因につながってしまいます。
またマスク内が蒸れていると、雑菌も繁殖しやすい状況なのでより注意が必要。毛穴詰まりからなる肌トラブルを回避したいなら、肌表面の皮脂は放置せずなるべく早めに取り除くことが重要です。
気温が上がり、マスクを着用しているだけでもストレスに感じるのに、そのうえ肌トラブルなんて残念過ぎますよね。とはいえ、ウイルスなどから自分自身を守るためには、どうしてもマスク着用は避けることができないこと。肌トラブルを回避するために、できることから始めてみませんか。
美肌研究家 ライター
手軽、ナチュラル、透明感ある美肌作りの提案を得意とする美肌研究家。
コスメ、アンチエイジング、スーパーフードなど、美容に関する様々な資格を保有。その知識を活かしながら、シーンに合わせた美肌メイクや大人可愛い魅力を引き出すメイク、無理なく続けられる美容法などのコラムを数多く連載。