何気なく使っている言葉で、人生を損してしまっているとしたらあなたはどうしますか? 人生損する言葉なんてないと思っていませんか? 実は会話をネガティブにしてしまう言葉があるというので、フリーアナウンサーの乙坂さんに劇的に損をする3つの言葉と、損をしない会話にするコツをご紹介してもらいます。
イラっとさせちゃう3つの言葉とは
筆者の知り合いに、何気ない日常会話の中で「でも」、「だって」、「どうせ」というこの3つの言葉を頻繁に使う女性がいます。結構分別のある年齢のはずなのですが、なぜだかよくこの言葉を使われる度に正直イラッとしてしまう。実はこの3つこそが、人生を劇的に損させてしまう言葉なのです。さらに残念なのが言っている本人は、聞いている人の感情を逆撫でしていることに気がついていないというのが問題。
なぜこの3つの言葉は、人を「イラっと」させるのか?
その答えは、これらの言葉の次には、前の言葉への否定しか続かないからなのです。
例えば、「◯◯のお店素敵だったよ」に対して「でも、高くない?」と返答する。
「◯◯に行ってみたいな〜」と言えば「だって、そんな簡単にいけないよ!」と言ってしまう。
「もう少し頑張ろう!」という声かけにも「どうせダメだからいいよ」と答えてしまう。
いかがですか? 話かけた人の立場で考えてみると、会話をする元気すらなくしてしまいそうな返答と言えますよね。そうなると、あの人を誘うのは止めよう、一緒に頑張っていくメンバーにいてほしくないと、知らず知らずのうちに接触すら避けられてしまう可能性も。
充実したライフスタイルを送っている人は、こうした損をするワードを使用することはしません。ではどうすればいいのか。次のブロックでチェックしていきましょう。
もしも、よく使ってしまっていたら・・・・・・
まずは、その言葉は「相手を小さく傷つけてしまう」ということを知ってください。
さらに、ただ長年の「言葉の反射」で使っているだけの可能性がありますので、違う言葉に置き換えるように努力をすることが大切。
自分が「でも」や「だって」を言いたくなった瞬間、後からでは効果がありませんので、くれぐれもその瞬間に、「そうなんだね」「なるほどね」と、肯定する言葉に変えて、一回会話を受けるようにしましょう。そう必ず。どんな内容でも、その瞬間に「肯定」するのです。人は「肯定」して欲しくて、「共感」して欲しくて会話をするもの。否定されたくて会話する人はいないと思いますよ。
やってみよう! 損するから好かれる会話へシフト
では早速ですが、損する会話を卒業するために、先ほどの会話を好印象を与える言葉のセレクトをしてみるとこうなります。
「◯◯のお店素敵だったよ」に対して「すごいね、結構高かったんじゃない?」にしてみる。
「◯◯に行ってみたいな〜」には「確かに!私も行ってみたいな〜」と答えてみる。
「もう少し頑張ろう!」という声かけに「そうだね〜、もう少し頑張ろうね!」など。
先ほどの会話とは異なり、相手は「自分のことわかってくれている!」「共感してくれている!」と感じるはずです。
言葉の選択は、思考そのものを作り出すことがあり、肯定的な言葉は前向き思考を、否定的な言葉はネガティブ思考になってしまいがち。この様に自分の言葉選びを軌道修正できるようになれば、自分自身の思考が前向きに明るくなり、人間関係を円滑にもしてくれます!
仕事だけでなく、プライベートでも関係を良好にすることに期待がもてるので、チームワーク、恋人関係、夫婦関係などにでもプラスの効果を与える可能性も。
テクニックは不要。この3つのネガティブな言葉を使用しない、たったコレだけで大丈夫なのです。
知らず知らずのうちに使っている言葉で、恋人、家族、友人関係、職場関係との関係で損をしている場合があることを知ってもらえたと思います。何気ない会話でも、セレクトする言葉によって不快感を与えるか、好印象を与えるかが大きく変わります。
さあ、今この瞬間から始めてみませんか?
PRコンサル会社代表として各企業の広報活動に参加する傍ら、現役フリーアナウンサー・司会・タレントとして活動中。AKB48の生みの親、秋元康氏が初期に手掛けたアイドルグループ「オールナイターズ」でデビュー。