冬になるとインフルエンザや、乾燥を気にしてマスクをする人が多くなります。それ以外に、吹き出物を隠したいから、またはマスクをつければフルメイクをしなくて済むなど理由は様々。しかし、上手にマスクを使わないと、ニキビが増ええるなどの、肌トラブルにつながってしまう場合も。今回は、マスクをつけることで肌トラブルに悩まされる原因と、回避する使用方法についてご紹介します。
１．実は雑菌が繁殖しやすい
マスクは外からの菌の侵入を防ぐ効果や、保湿効果もあるとして万能なアイテムだからと、一日中ほぼマスクを毎日つけているという方は要注意です。
確かにマスクは保湿効果があるとして、美容家の方などで装着している人も少なくありません。しかし、マスクを一日中つけていることにより、マスク内がムレてしまい不要な皮脂が肌表面に付着したままに。さらにムレている状態だと雑菌も繁殖しやすく、メイクと雑菌が混ざり、さらに悪い環境をつくってしまうことになることも。
２．摩擦が原因でニキビができる
マスクが肌と擦れることで摩擦がおきてしまい、肌に刺激を与えてしまうことになります。摩擦がおこることで、肌を傷つけてしまったり、肌表面の必要な角質を削ってしまうことも。その結果、肌のバリア機能を低下させ、乾燥しやすくなったり、吹き出物などができやすくなる原因にもつながるのです。
肌トラブルを回避する使用方法
ムレやすいタイプのマスクは避けた方がよいでしょう。例えば、マスク部分全体が肌に密着するものではなく、立体的なものでマスク内に空間ができるものがおすすめ。そうすることで通気性の改善と、摩擦の回避につながります。さらに可能であれば、素材は柔らかいタイプのものをセレクトしてみてください。
そしてマスクは使い捨てのもので、使用したものは二度と使用しないようにしましょう。使用して汚れたマスクをもう一度使用することは、雑菌をそのまま肌に貼り付けているようなもの。もし洗って繰り返し使用できるものなら、必ずきれいに洗った清潔なものを使用することを心掛けましょう。
インフルエンザや乾燥など、これからマスクを使用することが多くなる季節ではあります。マスクをつけるとニキビができるのではありません。使用方法などを間違ってしまうことで肌トラブルをひきおこしてしまうだけ。風邪などのウイルス予防のためにはマスクは最適なアイテムですので、肌トラブルに悩まされないためにも上手に使用してくださいね！
美肌研究家 ライター
手軽、ナチュラル、透明感ある美肌作りの提案を得意とする美肌研究家。
コスメ、アンチエイジング、スーパーフードなど、美容に関する様々な資格を保有。その知識を活かしながら、シーンに合わせた美肌メイクや大人可愛い魅力を引き出すメイク、無理なく続けられる美容法などのコラムを数多く連載。
