マスクをつけるときは、目元だけメイクをしているという人も多いようです。しかしランチなどでマスクを外すタイミングのある外出では、口元のくすみなどはカバーしておきたいところ。とはいえ、ただでさえマスクをつけることでニキビができてしまいそうで不安ですよね。実は美肌研究家の筆者も、マスクによるニキビが心配になってしまうタイプ。今回はメイクをしたままマスクをつけてもニキビになりにくいベースメイクをご紹介します。
メイク前のスキンケアがカギ
ベースメイクはスキンケアから始まります。お肌の水分をしっかりと補っておくことは、メイクのりを良くしたり、メイク崩れを回避することにつながります。また肌トラブルの原因のひとつに、お肌の乾燥があげられていますから、肌トラブルを回避するためにもメイク前にしっかり保湿しておくことは大切。
スキンケアといえども、アイテムの比率も重要なポイント。化粧水などの水分が8に対して、乳液やクリームなどの油分は2くらいで十分。理由はメイクアップアイテムにも油分が含まれているため。化粧水の重ねづけでしっかりお肌に水分を与えて、クリームなどのアイテムでサッとフタをしましょう。そのあと、表面の余分な油分をティッシュでオフしておきます。肌の上にティッシュをのせて、かるく手のひらで押さえるだけ。これでメイク前のスキンケアが完了です。
下地は保湿効果の高いものをセレクト
スキンケアをして保湿はしっかりしたうえで、下地も長時間保湿効果が持続するアイテムをセレクトします。乾燥しないお肌をキープすることは過剰な皮脂分泌の抑制に期待ができますから、マスクを装着するなら下地のセレクトはとても重要になってきますよ。
マスク部分はピンポイントカバーがコツ!
マスクで隠れる部分のメイクは、コントロールカラーとコンシーラのみでカバーします。そうなんです! ファンデーションは使わず、色ムラやくすみ、シミなどの必要な部分だけをカバーするだけ。広くカバーするのではなく、ピンポイントでのカバーを意識してメイクをします。それほどカバーが必要ない部分に、不必要に重ねすぎないことでベタつきや過剰な皮脂分泌を防ぐことにつながります。
最後にティッシュオフでフィニッシュ
メイクが完成したら、サッと肌表面の油分をティッシュオフしておきます。そんなに重要な手順に感じないかもしれませんが、やっているのとそうでないのとでは大きく変わってくるはず。不要な油分があると、マスクをつけたときにムレを加速させてしまったり、不快なベタつきに感じてしまうことも。
こまめな換気と皮脂オフは鉄則
どれだけメイク前の保湿、メイクの対策を徹底しても長時間マスクをつけている限りは、マスク内のムレは切っても切り離せないもの。やるべきことは、マスク内の換気と肌表面の皮脂オフはこまめにすべきです。人が密集していないところではマスクをちょっと外してみて、ティッシュを肌にあてて皮脂を取り除くだけで、かなり違ってくるはずですよ。
上級者は濡れコットン持参!
できる限り美肌をキープしたい、という方には先程のマスク内のムレを解消するためのこまめな換気と皮脂オフに加えて、さらに保湿をする事をおすすめします。これは筆者もよくやっているのですが、化粧水を含ませたコットンで保湿するだけ。普段はお直しメイクの際にも行っているのですが、マスクを長時間つけているときも使えるケア。保湿ができたら、コントロールカラーで再度口周りを整えてお直しマスクメイクをしています。
外出する際はマスクをつけることが当たり前になってしまいましたが、そのせいで肌トラブルに悩まされる人も増えてしまったのも事実。少しの工夫で肌トラブルの回避は、軽減につながるので、是非参考にしてみてくださいね。
美肌研究家 ライター
手軽、ナチュラル、透明感ある美肌作りの提案を得意とする美肌研究家。
コスメ、アンチエイジング、スーパーフードなど、美容に関する様々な資格を保有。その知識を活かしながら、シーンに合わせた美肌メイクや大人可愛い魅力を引き出すメイク、無理なく続けられる美容法などのコラムを数多く連載。