マスクの着用が当たり前になる一方、マスクが原因による肌トラブルに悩まされている人が増えているのも事実。マスクが外せる状況でも、肌荒れがひどすぎて人前でマスクが外せなくなったという人も。しかしそんな状況でもマスクよる肌トラブルに悩まされない、また肌トラブルを軽減するために美肌研究家が実践しているライフスタイルをご紹介します。
こまめな水分補給は欠かさない
マスクを着用していると、のどの渇きをあまり感じないものです。夏場は熱中症予防のためにこまめな水分補給をすることを意識しますが、冬場はどうでしょうか。気づけば長時間にわたって水分を摂っていなかったということはありませんか? 実は肌の乾燥対策としてスキンケアによる保湿ばかりを意識しがちですが、体の内側の水分不足も肌の乾燥に大きく関係しているのです。そのため、乾燥対策が必要となる冬場こそ、こまめな水分補給をすることを大切にします。
また水分補給といえども、肌トラブルの回避やうるツヤ肌キープを目指すなら摂取する水分もこだわります。冷たい水だと体が冷えてしまうため、体温より温度の高い白湯が理想。
ルーティンとしては、まず朝起きてコップ一杯の白湯を飲みます。寝ている間に体内の水分は失われているため、朝起きてコップ一杯の白湯を飲むことで不足している水分を補うことから一日をスタートさせます。あとはこまめに水分摂取。寝る前にもコップ一杯の白湯を飲みます。水分不足や冷えなどは便秘の原因にもなるため、朝一番にコップ一杯の白湯を飲むことはおすすめしたいです。
就寝前の“寝る前保湿”が大きなカギ
夜のスキンケア、普段はお風呂上りに化粧水や美容液、クリームなど一通りのアイテムを使用すれば、しっかり保湿ができていると思いますよね? 冬は肌の乾燥が気になる季節ではありますが、マスクを着用するとさらに肌の乾燥が加速。このうるおい不足を何とかしない限りは、マスクによる肌トラブルを回避できないと保湿を強化することを徹底します。そこで筆者は就寝前にもう一度化粧水で水分を与え、乳液もしくはクリームでうすい保湿膜をつくるケア「寝る前保湿」を必ずします。
この「寝る前保湿」を行うようになり、マスクによる肌トラブルに悩まされることも減り、うるおいで満たされた美肌が保てるなどプラスの作用が。お風呂上りにしっかりスキンケアをしているので、「寝る前保湿」の際は化粧水は重ねづけ不要で1度でOK。乳液やクリームなどの保湿膜となる油分は、少し薄めにしておきたいので手のひらになじませ、顔を覆うようにつけるくらいがおすすめですよ。
長時間マスクをした日はスチーマーケアがおすすめ
最後に長時間マスクを着用したときに、是非おすすめしたいケアがスチーマーを使ったケアです。どうしても長時間マスクを着用したときの肌の乾燥は、スキンケアアイテムだけでは追いつかないこともしばしば。
そこで筆者が行っているのが、スチーマーを使いながらいつものスキンケアをするだけの簡単スペシャルケア。蒸気とスキンケアの保湿成分によるダブルの保湿が、ひどく乾燥してしまった肌を溢れるようなうるおい肌に導いてくれます。化粧水をハンドプレスしながら、じっくりと肌に浸透させることをイメージして。イメージしたところで何も変わらないと思うかもしれませんが、このイメージすることが実は重要なポイントになります。
マスク着用により呼吸のしにくさや、メイクが崩れやすいなど、ただでさえ不便さを感じているうえ、そのうえ肌トラブルとなると嫌になってしまいますよね。ご自身を守るためにもマスク着用は避けられない今、せめて肌トラブルだけでも回避したいところ。ライフスタイルをほんの少し工夫するだけで、マスクによる肌トラブルの回避や軽減につなげることは可能です。是非参考にしてみてくださいね。
美肌研究家 ライター
手軽、ナチュラル、透明感ある美肌作りの提案を得意とする美肌研究家。
コスメ、アンチエイジング、スーパーフードなど、美容に関する様々な資格を保有。その知識を活かしながら、シーンに合わせた美肌メイクや大人可愛い魅力を引き出すメイク、無理なく続けられる美容法などのコラムを数多く連載。