忙しくてネイルサロンに行く時間がないからと、ネイルのケアをせずに放置していませんか? 実はセルフケアでも、まるでサロン仕上げのような美爪を目指すことは可能。そこで今回は、簡単なのにサロンでケアしたような美爪に仕上げるセルフケアについて、ネイルケアのプロに解説してもらいましょう。
爪切りを「ファイル」にシフト
爪切りで爪をカットするとき、ついつい爪先の白い部分が見えなくなるまで深くカットしている、または爪先を山形に2回で爪を切り落としているなら要注意です。実は、爪切りを使用したケアは、二枚爪などのトラブルの原因になってしまう場合も。
一般的にネイリストが爪切りを使用しない理由は、爪切りを使うことによって、爪が小さく見えてしまう、または2枚爪といったトラブルを引き起こすリスクがあるからです。
また、ネイル業界では爪やすりのことを『ファイル』と言い、ファイリングとは”爪先の形や長さを整えること”を意味します。セルフケアをするなら、爪切りをファイルにシフトするのがおすすめ。ファイルを使ってこまめに長さを整えることで、2枚爪などのトラブル回避や、爪先の形を整えやすくなるメリットにも期待ができます。
正しい整え方のHow to
ファイルの力加減には十分な注意が必要です。そして、ガシガシ往復せずに、右から左、または左から右と、どちらか一方向に当てることが大切です。
ファイルは、ガラス製、スチール製、木の板にサンドヘーパーを貼り付けたものと種類も様々。どのタイプを使用しても良いですが、できれば衛生面も配慮して、洗浄できるものをおすすめします。
美容液は毎晩がベスト
爪はお肌と同じ皮膚の一部です。美爪のコツは、お肌のスキンケアと同じように、爪に栄養分を与えるために爪用の美容液をつけるお手入れをすること。美容液をつけるタイミングは、お肌のスキンケアと同様、夜のお風呂上がりや寝る前が効果的です。
手は爪の先まで清潔な状態にし、爪全体に美容液を塗り、軽くなじませ浸透させましょう。そのあと、さらにネイルオイルを塗ってあげるダブルのケアをすれば、より美爪効果に期待がもてます!美爪を目指すなら、毎晩のお手入れがベスト。
ネイルオイルは「気づいたときに」がカギ!
美容液後のオイルはもちろん、ネイルオイルは『ナチュラルネイル』、『ジェルネイル』、『マニキュア』など、どんなタイプのネイルをしている場合も、トラブル防止をしてくれる強い味方。
爪先や指先の乾燥、ささくれを防ぎ、ジェルネイルや、マニキュアの持ちもよくする効果にも期待がもてます。また香りも豊富にあるので、その気分によって使い分けるのもひとつ。
使い方は、爪の根元(甘皮部分)に塗布して、指でなじませ軽く揉み込みます。爪のサイドの皮膚の部分にもしっかり揉み込みましょう。
そして使う頻度は「気づいたときに!」がカギとなります。水仕事や手洗いなど、水で爪が濡れたときに、なるべくこまめに塗ってあげるのがベスト。このケアだけでも、随分見違えるほどの美爪になれるはずですよ。
また、ネイルオイルはマニキュアタイプ、ロールオンタイプ、ペンタイプとあり、用途に合わせて使用してくださいね。
忙しいときはネイルサロンに行く時間がとれないと、ケア自体をしないで諦めていた方もいたはずです。今回、ご紹介し簡単セルフケアを参考に、空いた時間を使って少しプロっぽく美爪を目指してみませんか。
NPO法人日本ネイリスト協会 常任本部認定講師 / Sugaring Lab Director
女性の『真の美』を追求しつづけ、これまでのネイリスト育成の経験を活かし、 シュガーリスト育成のための教育メソットを確立、シュガーリングラボ統括総責 任者として活躍中。自身は還暦ビキニを目指してナチュラルな美しさを追求。