気がついたらできてしまっている「ささくれ」。ついつい引っ張ってしまったりして、痛い思いをしたことはありませんか? ささくれを引っ張っぱったところが傷になり、菌が入って炎症を起こし、ひどい場合は化膿してしまうことも。そこで今回は、痛いささくれができる原因と回避して、美しい指先になるためのケアを紹介します。
ささくれのできる原因は?
最も大きな原因は乾燥で、爪を取り囲んでいる皮膚の部分が乾燥すると水分を失い亀裂を起こすことにより、ささくれができてしまいます。シャンプーや洗顔、水仕事だけでも乾燥する指先は、寒い季節になると特に乾燥しやすくなります。また、紙をよく触る、繊維を扱うなどの環境でも、指先の水分や脂分が奪われ、乾燥させてしまいます。乾燥以外にも、ビタミンやミネラル不足も、ささくれの原因のひとつ。バランスの取れた食事を意識することも大切ですよ。
ささくれの対処法
対処法は爪用のニッパーで、ささくれの根元から丁寧にカットすること。根元を中途半端に残してしまうとその部分が、また引っかかりささくれが進行してしまうので、しっかり根本からカットするようにしましょう。カットした後にはネイルオイルで保湿も忘れずにしてくださいね。
予防は保湿がカギ!
まず、ハンドクリームやローションで保湿をします。できればネイルオイルを重ねて、保湿力を強化するのがおすすめ。また、手洗いや水やお湯を使用した後は、必ずハンドタオルで水分を拭き取ることを忘れずに。理由は、肌に残った水分が蒸発するときに、必要な水分や脂分も一緒に奪われてしまうから。さらに可能であれば、水仕事をするときにはゴム手袋の使用をおすすめします。
水仕事とハンドパックが同時にできる裏技
ゴム手袋を着ける前に、手にハンドクリームをしっかり塗って、手のサイズにピッタリの綿の手袋などを着用してからゴム手袋をつけると、水仕事とハンドパックも同時にできてしまいます。時間がなくて忙しい方こそ、手荒れに悩んでいる人が多ので、是非試してみてください!
簡単なのに一番効果的なケアは?
そして、爪の保湿はささくれ予防にはとても有効なケア。ネイルオイルは気がついた時に塗り、マッサージするようにネイルオイルを塗りこめば、爪周りの保湿ができるので、ささくれ予防になります。
ただ塗るだけの簡単ケアですが、これが意外と効果的! 手を洗った後やランチの後、仕事が終わった後など、気がついた時にお手入れをこまめにすることで、美しい指先を保つことにつながります。
気がついた時に、いつでもネイルオイルをすぐに取り出せるよう、化粧ポーチに入れておいたり、オフィスのデスクに忍ばせておくなど、常に携帯することを意識しておくことをおすすめします。
スキンケアと同じく、指先も乾燥を防ぐケアをすることで、美しい手元を保つことが叶います。しかし水仕事などをする女性が多く、手を酷使していることがほとんど。だからこそ、頑張っているご自身の手をいたわり、丁寧なケアしてあげてください。
NPO法人日本ネイリスト協会 常任本部認定講師 / Sugaring Lab Director
女性の『真の美』を追求しつづけ、これまでのネイリスト育成の経験を活かし、 シュガーリスト育成のための教育メソットを確立、シュガーリングラボ統括総責 任者として活躍中。自身は還暦ビキニを目指してナチュラルな美しさを追求。